アート

迷惑メールの言葉責めで描き出されたHイメージ

素敵な奥様と想像される女性によるブログNOT MY CUP OF TEAで知った Adam HarveyさんのSAVE ASという作品。 ギークのための新しい性文化の体当たりレポーターレジーナ・リンもワイアードで記事にしていた。 迷惑メールの文章に色を付けて、1種のピクセルと…

自分の皮膚の銃を持つ芸術家

極端なネタを拾ってくることに関しては、ザイーガのパルモさんは本当に尊敬してしまう。 「こりゃ、ひどい」と感心するいいネタを見つけたと思っても、検索かけるとザイーガがいつもいつも先に取り上げている。 このネタもそうだった。 切り取った自分の皮膚…

ヘン顔マスクでフェンシング

ただいま発売中の日経トレンディ9月号に、小っちゃいものを先っちょにくっつけて拾い上げる吸着式ピンセットのマジカルチップという道具についての記事を書いた。 マジカルチップを一番、愛用しているのはネイリストのみなさん。 ラインストーンやブリオンな…

卓球・愛ちゃんの肖像をピンポンピクセルで

ピンポン玉で描かれたエルビス・プレスリー。 白〜黒の6段階の濃さのねずみ色に塗ったピンポン玉を使った、とっても電子的じゃない画像を表示するシステム「ピンポンピクセル」によるものだ。 ピンポンピクセルはオランダのJonathan den BreejenさんとMaren…

ウクライナの革職人は竜も怪物も創造する

これはすごいんじゃないか? 宇宙人?深海人? 東欧の少女と戯れる ウォッカにおぼれる これが実はウクライナのBob・Bassetさんが製作した怪物コスチューム。 オール革製。 この他にも、Bob・Bassetさんはドラゴン鞄とか さまざまな革製マスクとかいろいろ作…

ケータイガール、シーグラフにパラパラ踊って参上

今日、7月31日、ボストンでSIGGRAPH 2006が開幕する。 シーグラフは、CGを中心にしたメディアアートの祭典。 今年はそのオープニングイベントで日本の山口典子さんのKeitai girlがパラパラするらしい。 ケータイのキーパッドをびっしり貼り付けた全身タイツ…

これらは、マジでつか?冗談でつか?技術の可能性を遊ぶauger-Loizeauのプロジェクト

James Augerさんと Jimmy Loizeauさんの会社?auger-Loizeauのやってることは、僕にはすごくおもしろい。 音楽を骨伝導で聴くことができインプラントの歯ラジオ=Audio tooth implant。 augmented animalsは、人類だけに独占されてきて、人類に繁栄と進化を…

ゲージュツは感動だ!と自作とファックする男

オランダの在住のHans de Waalさんはゲージュツ家さんだ。 欲望がほとばしるままに描いたような原色の裸の女とかをいっぱい描いている。 岡本太郎は芸術は爆発だと言ったけど、 Hans de WaaLさんは 「Art is not about making money Art is emotion,and a w…

ラウンジの酒と会話を演出するデジタルテーブル

デジタルテクノロジーを応用したかっちょいいデザインもののクリエイター企業freesetの Human Locatorは、人間の動きを察知して、その人の動きに呼応して映し出されている映像が変化する仕掛け。 たとえば、ショップの壁面に映し出された広告の前に人が立つ…

大粒の涙の気持ちを聴いて下さい

泣いてるんじゃないよ。 でも、心は泣いているかもしれないよ。 特大の涙粒のように見えるのは、スピーカー。 チェコのJiri cernickyさんの2003年の作品panasonic emotion あのパナソニックと関係あるのかは不明。 涙粒スピーカーはSDカードを使用するオーデ…

楽器としてのパソコン

パソコンで音楽するのはもはや当たり前だが、 ドイツのハンス ・W・コッホのようなやり方でパソコンを楽器にしている演奏者は少ないだろう。 ノートパソコンをバンドネオンのように開いたり、閉じたり、ビオラのように弓でひいて、音楽してる。 音楽ソフトな…

大きな傘がほしい

梅雨だ。 雨が続く。 写真はビッグアンブレラという2003年から2005年まで行われたアートプロジェクトの大きな大きな傘。 市販の傘と同じ素材、作り方だけど、サイズは2倍。 直径240センチもあるんだって。 それを、イギリス、オランダ、ドイツ、フランスなど…

掌の赤ちゃん。泣かない。

ホビット族の赤ちゃん。 であるわけもなく、リアルな手乗り赤ちゃん人形。 Ezprezzo.comで見つけたのだが、商品なのか、作品なのか、わからない。 この自然な表情と不自然なサイズはタブーじゃないか、って思ったりする。 もうひとつ赤ちゃんの写真を。 Tama…

真夏のビーチのミニチュアフィギュアのような人影

昨日のPierre Javelleさんと井田晃子さんの写真を見た後では、これもお菓子の上にのっかっているんじゃないかと思えてくる。 イタリアの写真家Massimo Vitaliさんがビーチを撮った作品。 この1枚はイタリアのRosignanoという町らしい。 他にもイタリアのあち…

おいしいものとちっちゃな人たちの風景

おいしいものの上で スポーツしたり、働いたり、戦争したり、気晴らししたりする、ちっちゃなちっちゃな人たち。 写真家のPierre Javelleさんと井田晃子さんのプロジェクト。 サイトはこちらminimiam.誰かがいくつかをピックアップしてまとめたものもある。…

怖くて、髪が逆立つときに走る電気は何ボルト?

怒髪天を衝くとか、恐怖のあまり髪が逆立つという言い方がある。 特撮やCGで誇張された映像なら見たことがあるけれど、生ではぶわーと髪が逆立っているのを見たことがない。 でも、米村でんじろう先生の科学実験パフォーマンスなどであるように、静電気ボウ…

もし噴水の彫像が動き出したら

ずばり、生きた庭=the living gardenというグループ。 Ursi's BLOGで知った。 噴水や花が動き出す幻想的なパフォーマンス。 ピーター・グリーナウェイの『英国式庭園殺人事件』を思い出さずにはいられない…… とか、つい書いてしまいそうだけど、 たぶん、そ…

編み物は癒しではなく、パンク

THE SUNに編み物でフェラーリテスタロッサを作っちゃった女子大生の記事が出ていた。 さすが、イギリスだ。 鉄の骨組みの上に、12マイルというと20キロメートル弱?の毛糸を使って、10ヶ月かけて編んだんだって。 日本でもしばらく前に、編み物カフェが登場…

うっかり、壁の穴を覗くと

4月13日に書いたテープ男のマーク・ジェンキンスさんがまた、へんなことをやっていた。 壁の穴に首をつっこみぱなし。 うっかり、覗いて抜けなくなったのかな? 穴があると、覗きたくなるよね。 でも、うっかり覗くと、ひどい目にあったりするんだよね。 関…

WIM DELVOYEのゴールへ生首シュート

旧東ドイツでは唯一のワールドカップの開催地であるライプチヒでも、 6月11日、オランダVSセルビア・モンテネグロ戦を皮切りに試合が始まった。 この日、市内のライプチヒ美術館でも世界24ヵ国のアーティストが参加したサッカーにちなんだ展示が始まった。 …

少年少女の名画のような殺し合い

昨日の空を飛ぶ夢の子どもたちから子どもの写真つながりで、AES(+F)のLAST RIOTという写真シリーズを。 http://www.aes-group.org/last_riot1.asp http://www.aes-group.org/last_riot2.asp 泰西名画といいたいような古典的な構図、輪郭のくっきりした姿で感…

空を飛ぶ子どもと菩薩

昨日は平面を立体に見せるトリックアートのことを描いたので、 今日はその逆、トリックじゃないけど、3次元→2次元的な写真を。 Jan Von Hollebenさんのdreams of flyingのシリーズ。 もちろん生身の子どもたちを撮影したものだけど、 浮き彫りのように見え…

舗道のピカソによる、ゴール!のトリック

映画「GOAL!」の公開が始まった。 この映画の撮影は昨夏のレアルマドリードの来日時にも同行して行われ、レアルのメンバーが空港で姿を現すときには役者も銀河系軍団の一員になりきって、何も知らないファンの声援に応え、サインまでして、その様子を撮影し…

ケラ美術協会の榊健さんとこどもあとりえ

京都・北白川の榊健さんのお宅を訪ねた。 榊さんは1960年代、京都芸術大学在学中に若手の美術グループ、ケラ美術協会の活動に最少年で参加。 反主流の独自の美術創造に取り組んだ。 榊さんとは以前から面識があるが、現代美術作家であるぐらいしか知らず、そ…

磁性流体アートに憂いの篩を連想する

ハリーポッターの新刊「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を読み始めた。 J.k.ローリングは小道具のアイデアがいつも効いていると思う。 これまでにでてきた小道具の中でも、『炎のゴブレット』から出てきた「憂いの篩い」は本当にほしいと思った。 頭の中に…

舛次崇個展「幸福の黒」アートスペースHAT

大阪・島之内のアートスペースHATで4月14日から開催中の舛次崇さんの個展が 10日で第1部が終了、12日から作品を全部入れ替えて第2部が始まる。 僕は第1部の初日に見に行った。 とてもよかった。 オープニングパーティにもちょっとだけ顔を出した。 みんな…

タコ娘INアメリカ

アメリカのオレンジ郡でフリップ・k・ディックとバロウズを読み、 ヘンリー・ダーガーとディズニーに親しみ、 クラッシュとデッドケネディーズを聴いて育った カミーユ・ローズ・ガルシアの作品を見て、 僕は山咲トオルさんの名作『戦慄タコ少女』を連想し…

テープ男の作り方

テープ男=マーク・ジェンキンスさんは、透明な粘着テープで、 子どもや犬やパーキングメーターやパンダの顔したナイスバディなおねえさんを作る芸術家さんだ。 重さのなさそうな透き通ったテープ像たちが、日常の風景に佇んでいるのはなんか不思議な感じ。 …

発電所は高さ90メートルのスクリーン

オーストラリアの発電所の冷却塔に映像を映し出す、Pip sheaさんたちビットスケープのプロジェクト。 3月15日から4月2日まで行われたメルボルンの2006 ネクストウェーブフェスティバルの一環として行われたもの。Pip sheaさんはメディアアーティストでウェッ…

影のスタンドと遊ぶ

3日前の記事にジョジョ立ちのことを書いてから、ジョジョの奇妙な冒険のことをよく考える。 たとえば、アメリカのアーティスト、アダム・フランクの作品シャドウを応用すれば、3部に出てくる影をあやつるスタンドのアレッシーの場面も再現できるんじゃない…