156と書いてイチコロと読む

1月11日は僕の誕生日だった。だからといって何も起こらない。僕がひとつ年をとったからって何も起こらないのはわかっていたが、今年は犬の年だ。1月11日をワンワンワンの日などと読ませて、どこかの保健所あたりが、捕獲した犬を恩赦で解放するとか、何かダジャレなイベントが世間では行われるかと予想していたのだが、そんな噂もきかず、111は完全にスルーされてしまったようだ。だけど、111の代わりに156という数字がかなりがんばっていたようだ。笑える一言に、ラルクアンシエルのhydeの身長が156センチとウィキペディァに書き込むと即刻消されるのを発見した名無しさんたちが、次第に書き込みをエスカレートしていった様子が残されている。書けば消える反応を楽しむところからやがて、「活動方針を「動」に156度転換し」とか「1月56日生まれ。出身は156県。本名は百五十六之助。」に辿り着いてしまう。もうやられた。すっかり156（イチコロ）だ。

背がグングン伸びる本―身長のすべての疑問にお答えします (カッパ・ブックス)

身長の神話―巨人伝説から遺伝子操作まで