宇宙とLSD

joho19602006-01-21

ホリエモンがあんなことになって日本ではスカイプはどうなるんだろう?それから、宇宙旅行も。まあ、ライブドアがどうなろうと、今年は宇宙旅行や宇宙関連ビジネスのニュースがたくさん出てくると思う。宇宙を舞台にしたサービス業ですでに成功しているものに、宇宙に遺骨を打ち上げる宇宙葬がある。人工衛星を打ち上げるロケットに遺骨を納めたカプセルを便乗させてもらって、宇宙空間に遺骨を送り出すサービスをアメリカのセレンティス社がやっている。遺骨の入ったカプセルは地球周回軌道を回り続ける。文字通り、死んだらお星さまになってしまうわけだ。このサービスの日本総代理店であるセキセーが作ったホームページを見ると、これまでに星になった故人たちの名前が載っている。おもしろいのは、97年の最初の打ち上げの中に、ティモシー・リアリーの名前があることだ。そう、60年代幻覚剤の研究で高い評価を得て、ハーバード大学教授となるがLSDの実験で大学を追放され、その後、麻薬所持で逮捕されると過激派の助けを借りて脱走、アフガニスタンで逮捕されて投獄された刑務所ではチャールズ・マンソンの隣の部屋だったという人物って説明では全然足りないアメリカカウンターカルチャーのヒップスター。この宇宙葬ビジネスの立ち上げ自体に関わっていたみたいなんだけど、「神経政治学」という本の中でも地球外政治の夜明けとかなんとか書いている人だから、ふさわしい葬送の仕方といえるんだろう。セキセーのホームページでは星になった故人たちに、ウェッブ上でお花とメッセージを供えることもできる。もちろん、リアリー教授にも。人間の拡張だったり、アメリカカウンターカルチャーに関心ある人がたくさんやばいお供えをしてやるといいのに、折しも今年はLSDを発見したアルベルトホフマンの生誕100周年であることだし。



チベットの死者の書―サイケデリック・バージョン

チベットの死者の書―サイケデリック・バージョン

  • 作者: ティモシーリアリー,リチャードアルパート,ラルフメツナー,Timothy Leary,Richard Alpert,Ralph Metzner,菅靖彦
  • 出版社/メーカー: 八幡書店
  • 発売日: 1994/04
  • メディア: 単行本
  • 購入: 1人 クリック: 18回
  • この商品を含むブログ (6件) を見る