バーチャルテルミンでエーテル音楽を

joho19602006-05-05

 成分分析の作者、Clockさんのカドルコア世代で、
 アスミックエースの『テルミン』のサイトにバーチャル・テルミンというのができていたのを知った。
 画面の上の手を動かすと、テルミンが演奏できる。
 サンプルの曲に合わせて演奏もできる。
 ぴよよよ〜ん、ぴゅよよよよ〜ん〜と、エーテルの音楽をお手軽に奏でられる。
 3月25日に書いた、デスクトップブルースに仕掛けは似ている。

 PSE騒動のときに最初に思ったのは、モーグシンセサイザーテルミンがどうなっちゃうんだろかという心配だった。実際にはどちらもヴィンテージ扱いになるので、それほど心配しなくてもよかったんだけど。
 モーグシンセサイザーを作ったモーグ博士の電子楽器の開発はテルミンを自作するところから始まった。
 モーグシンセサイザーのその後の音楽への影響の大きさは言うまでもない。
 そのぐらいレフ・セルゲイヴィッチ・テルミンのやったことは意義のあることなのに、
 ソ連時代に長く不遇な時代をすごさなければならなかった。
 その上に、日本の考えなしの法律が、死んだテルミンさんにもう一度不遇な時代を用意するかのような、テルミンさん本人とその功績に対する敬意にかけるようなことは
 やっぱりやってはいけなかったんだと思う。
 
 

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テルミン―エーテル音楽と20世紀ロシアを生きた男

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