怖くて、髪が逆立つときに走る電気は何ボルト?
怒髪天を衝くとか、恐怖のあまり髪が逆立つという言い方がある。
特撮やCGで誇張された映像なら見たことがあるけれど、生ではぶわーと髪が逆立っているのを見たことがない。
でも、米村でんじろう先生の科学実験パフォーマンスなどであるように、静電気ボウルに触った人の髪が見事に逆立っているのは見たことがあるから、
ものすごーく怒ったり、怖がったりして、体内に電気がいっぱい発生したら、ひょっとすると外部電力を借りなくてもぶわーと逆立つことがあるかもしれない。
写真はデジタルアートやってるJudith FegerlさんのTension Thingという作品。
セラミックの球体に、本物の女の子の長さ20センチの髪の毛をいっぱい植え込んである。
これに電気を通すと、髪が写真の右側のように逆立つ。
動画もある。
おもしろいんだけど、本物の髪を使っていると考えると、電気の力で感情表現に関わるような生体反応が切り取られて行われているのは不気味な感じもしないでもない。
ちなみに、この作品では髪を逆立てるために120〜200キロボルトを通電しているようだ。
それぐらいあれば、ものすごくこわがってますとかものすごく怒ってますという極端な感情表現が自前でできるわけね。
[VIA]SCI FI Tech