これらは、マジでつか?冗談でつか?技術の可能性を遊ぶauger-Loizeauのプロジェクト

joho19602006-07-27

 James Augerさんと Jimmy Loizeauさんの会社?auger-Loizeauのやってることは、僕にはすごくおもしろい。
 音楽を骨伝導で聴くことができインプラントの歯ラジオ=Audio tooth implant。
 augmented animalsは、人類だけに独占されてきて、人類に繁栄と進化を助けてきた身を守る道具を動物たちにも与えようというプロジェクト。たとえば、暗闇でも猫を見分けられるネズミ用の暗視スコープ(写真)など。
 重力から肉体を解放する塩分の多い水に浮かび、その他の感覚刺激も一切排除して、遠くにいる相手と話すことだけに集中するようにした電話isophone。
 social tele-presenceは、軍事や医療分野で利用されている遠隔操作によって、遠い場所のようすを居ながらにして見ることができる技術を日常生活に応用しようというプロジェクト。覗きや観光やデートだって家にいながらにしてできる。
 ……
 こういうことの研究開発に2000年からチームを組んで取り組んでいるんだ。
 これらのプロジェクトや製品を、あれば便利とか、ニーズはあるとかいう人もいれば、
 なんか、それヘンじゃない?そんなことするのはどうかと思うよ、と違和感を感じる人もいるだろう。
 技術や科学の今と可能性で遊びながら
 分析と夢想
 批判と愛着
 楽観と悲観
 不謹慎と大まじめ
 必要とムダ
 そのどっちにも転んでもおかしくない微妙なあたりをクールに提示しているんだよね。


 彼らの最新のプロジェクトは、人間が時間を正確に把握し、時間認識の感覚を高めるために、15分に1回電気刺激を与えて時間を教えてくれる腕時計だ。
 電気刺激による習慣づけというのが、実験動物みたいだけど、実現したら
 秒単位の正確さを求める鉄道会社などは運転手のために導入するかもしれないなあ。