悪の組織ならマリファナをLEDで照らせ
アメリカのテネシー州で住宅の地下室をマリファナ栽培場に改造して、荒稼ぎしていた組織が摘発されたというニュースを、海外ボツ!NEWSで読んだ。
写真を見ると確かに地下秘密基地のようでトキメク光景なのだが、1年ほど前、LED照明について集中取材をした僕としては、なぜ、ライトをLEDにしなかったと言いたい。
LED照明を使ってビルの地下で野菜を作る試みは数年前から始まっていて、かなりの成果をあげている。人材派遣のパソナなんか農業の雇用創出のために、東京・大手町の元銀行の金庫だった場所で、ハーブや野菜や花を育てる就農支援施設パソナO2っての作っちゃっている。ちなみに、ここは無料で見学できる。
LEDだったら、長寿命で管理の手間が省けるし、栽培する植物に最適な色温度に調節することで収穫量も増えるし、組織にとってもメリット大きいと思うんだよね。マリファナにどんな色の明かりが適しているのかわからないが、赤とか、青とかに部屋全体が染まるってのが、なによりなんか悪の組織っぽくてグーでしょ。
LED照明による野菜工場プラントを先導してきた静岡県のベンチャー、コスモプラントを以前、中京テレビが取材したレポートLEDで育てる新鮮野菜を見ても、真っ赤な光に包まれて語る男性の怪しさったら、もうゴッサムシティ的。こうして見ると、テネシーの地下マリファナ工場はいまいち悪の秘密基地的演出不足なんだよな。
僕が書いたLED照明特集記事はイグザミナの2005年5月号。まだ購入できるみたい。
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