戦闘ロボットの全米チャンピオン大会

joho19602006-03-12

ひょっとしてアメリカってひどく野蛮な国じゃないかと思うことがたびたびある。ロボットの性能を競う競技では、日本ではサッカーをするロボカップや格闘技のロボワンが有名だけど、アメリカで盛り上がっているロボット競技は、ロボットのデスマッチのようだ。アメリカのロボットマガジンのサイトに、全米チャンピオンを決めるコンボッツ（コンバット+ロボットの造語）カップの様子がレポートされていた。
　殺伐とした試合会場で、かわいらしさや愛嬌などまったくない戦闘用ロボット＝バトルボッツたちが、轟音あげてぶつかりあい、はねとばし、乗り上げ、壁に押しつけ、火花をあげてひたすらつぶし合っている。出場ロボットには下水ヘビとかバイオハザードとかいう名前の奴もいるし、制作者からして、ロボティクス・デス・カンパニーだったりするし、もう、デステック。試合としては、ロボカップより絶対おもしろいと思う、それは確か。正直、吠えるヤンキーどもに混じって見てみたい。
　日本では家庭にロボットがやってくるほほえましい未来がよく提示される。そこで考えられているロボットとバトルボッツはかなり知能のレベルが違う。どっちかといえば、バトルボッツはクルマのラジコンに近いのかもしれない、でもね、ロボットの未来はたぶんドラえもんや鉄腕アトムばかりではないんだと思う。
　　