マーベルヒーローの科学教室

joho19602006-03-18

 26日からカリフォルニアサイエンスセンターで始まるマーベル・スーパー・ヒーローズ科学展はおもしろそうだ。マーベルコミックのヒーロー別に展示があって、たとえば、スパイダーマンのコーナーではスパイダーウェブの弾性と強さをお勉強、ついでにドクター・オクトパスで人工義肢というかたぶんロボットアームについてお勉強、X-menで遺伝子の突然変異のお勉強って感じで、いろんなヒーローにひっかけて科学のお勉強ができるというものらしい。超人ハルクのコーナーはパワーの源泉となる怒りはどのように発生するのか、脳のお勉強の展示なんだそうだ。筋肉じゃなくて、脳か。場所がカリフォルニアだし、展示は絶対、テーマパークみたいな作り込みしてエンターテイメントしていると思う。
 こういうのを日本でもやればいいのに。ジャンプヒーロー科学展、悟空のカメハメ波で光の物理特性を学ぶとか、ゴンとキルアと一緒にゲームの理論の実践を学ぶとか、ケンシロウに教えてもらおう脳の認知科学、人は自分の死を知らずに生きることは可能か?とか。日本科学未来館ならやりかねない。
 思いっきりアート寄りのドラえもん展ガンダム展はあったけど、こういうアプローチならかなり大規模なものを組んでも世界各国を巡回して日本のオタク文化と科学技術を啓蒙しつつ、動員も稼げるエキシビジョンに仕立てられるんじゃないだろうか?限定的にロボットに関しては近いモノがあったような気もするが。

超人ハルク対スパイダーマン (ハヤカワ文庫Jr)

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空想科学「映画」読本2

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