BBDOのアンチグラフィティにアンチする
BBDOは世界最大の広告エージェンシーグループオムニコムの中核企業で、
日本ではI&Sに資本参加して、I&SBBDOとなって電通、博報堂などにケンカ売ってるわけだ。
そのBBDOの世界ネットワークの中のアメリカ西海岸の拠点、BBDO WESTが、
何が気に喰わなかったのか、アンチグラフィティキャンペーンを始めたわけあるよ。
グラフィティって、スプレーで壁に字や絵を描いちゃうあれね。
そのキャンペーン広告の一つがこれ。
申し訳ないことに、これがアンチグラフィティだとは僕は気付かずに、おもしろいけど、何の広告?
なんて、のんきに思ってしまったわけだけど、
ストリートアート関連の人気サイトWooster Collectiveは、このキャンペーンにすっかり怒っちゃって、
BBDOのキャンペーン広告を茶化す、マッシュアップ作品を大募集中。
投稿続々で、おもしろいことになっている。
たとえば、さっきの赤ちゃんはスプレー缶持ったり、いろいろしている。
しかし、なんでBBDOはこんなマヌケなキャンペーンやったんだろう?
Wooster Collectiveで指摘されているとおり、エイズとか教育とか貧困とか、もっと他にやることあるだろうに。
本来なら金の取れる広告媒体になる場所に、勝手にスプレー遊びなんてしやがるのはけしからんって感じなんだろうか?
しかも、このキャンペーン広告はイマイチ、ピンと来ないと思うんだ。
なぜって、赤ちゃんの環境にグラフィティ的なものががあることを不自然に思わず受け入れている人は結構いると思うから。
たとえば、こんなブレイクダンス赤ちゃんのいるご家庭もあるわけだから。