舗道のピカソによる、ゴール！のトリック

　映画「GOAL!」の公開が始まった。
　この映画の撮影は昨夏のレアルマドリードの来日時にも同行して行われ、レアルのメンバーが空港で姿を現すときには役者も銀河系軍団の一員になりきって、何も知らないファンの声援に応え、サインまでして、その様子を撮影していたらしい。
　そのとき、サインをもらった方は、直ちに名乗り出るべきだ。騙されたことを自慢できるチャンスは一生のうちでもそうないだろう。

　GOALは盛り上げの仕掛けにいろいろやってる。
　22日はジュリアン・ビーバーさんが来日して、新宿歌舞伎町で作品を製作した、ということを歌舞伎町るねっさんすblogで知った。
　ジュリアン・ビーバーさんは、屋外の公共スペースにトリックアートを描いて、世界各地の街の通行人を驚かせている人。
　ご本人のサイトにある作品の記録写真を見ると、一瞬どこまでが絵でどこまでがリアルかわかんなくなるような感覚になる。

　たとえば、これで地球の上に乗っているちっちゃい男はリアルなビーバーさん。

　別の角度から見ると、種が明かされる。

イギリスのBBCのサイトに製作風景の写真もあったよ。舗道のピカソとか名付けられてるよ。
　ここ
　　↓
　 Pavement Picasso gallery

　これをはかなく消えてしまうオイルチョークで描いているのがすごいと思う。
　チョークってこんなにいろんな色が出せるんだった？

　ところで、ビーバーさんの油絵作品はちょっと印象派風。
　視覚にこだわる人だから、印象派なのかと、妙に納得。

GOAL! ゴール!〈STEP1〉イングランド・プレミアリーグの誓い

GOAL!

A Trick Of The Eye: Trompe L'oeil Masterpieces